こんにちは、まるおママです。
ブログ開始一発目の記事は、発達障害に関してほぼほぼ無知だった頃のお話です。
3歳児健診が近づく頃、「よく動く」「癇癪を起こす」など、すでにまるおの行動が少し気になり始めていた私は、まるおの行動をネットで検索するようになりました。
すると必ず、”発達障害”、”ADHD”、”多動”、という言葉がヒットしていたので、もしかして?と思い、3歳児健診で相談することにしました。
うちの子は発達障害?
さてさて、暴れん坊を連れて3歳児健診へ。
健診会場へ到着し間もなく、まるおはいつものようにそわそわし始めます。
そして、ウロウロ歩き出し…。パタパタ走り出し…。
他のお子さんは、お母さんの膝の上に座ったり、横に座ったりしてきちんと順番を待っていました。
と思いつつ、逃げ回るまるおを何度も順番待ちの列へと連れ戻し、動き回らないように確保。
自由に動けなくなったまるおは、すぐさまお決まりのワーワーギャーギャーコースに突入。
うっ……。ま…周りの視線が痛い…。
渋々、並んでいた列を離脱し、一旦外へ。
会場にほとんど人がいなくなったのを確認して、まだまだ疲れ知らずのまるおとカムバック。
相談員さんに許可を得て、ワイワイと走り回らせてもらうまるおを見守りながら面談へ。
私は、まるおが普段から落ち着きがなく動き回ること、たびたび癇癪を起こすことなど、家庭での様子を細かく伝えました。
まるおを見ながら優しくほほ笑む相談員さん。
息子の行動をネットで調べてみると、発達障害や多動という言葉がよく出て来るんですが…。どうでしょうか…?
意を決して聞いてみる。
ん~。しかし、3歳頃はまだまだみんなジッとしていないものなので、もう少し様子を見てみてもいいと思いますよ。(ニッコリ)
とのお返事。
「まるおくんは発達障害の傾向がありますね」と、言われるものだと覚悟をしていた私は、あまりのあっけなさにキョトンと拍子抜け…。
”3歳児健診ではある程度診断がつくのだろう”と勝手に思ってしまっていた私は、相談員さんにハッキリとした「YES」をもらわなかった為、「様子を見てみましょう」の言葉を、「発達障害じゃありません」に都合よく変換してしまい、これまで通りの育児を再開してしまいました。
発達障害かな?と思っても小さいうちは判断しにくい?
症状によっては、3歳児健診や、それより前でも、早い段階で専門機関を紹介される方もいらっしゃるかとは思います。
ADHDのまるおの場合は、落ち着きがない、癇癪を起こす、好き嫌いが激しい、火がついたように泣く、寝つきが悪い、などの症状だけでは、”早期の気づき”は難しかったようです。
3歳児健診では「診断」はつかない
障害の有無は、子供の日々の様子を見ながら、療育をしたり、テスト検査を受けたりして、専門機関や病院などで診断してもらうということを、そのときの私は全く知りませんでした。
流れが分からず、本当に無知でした…。
3歳児健診では、発達障害の有無は診断できないが、親からの相談がある場合など、必要に応じて、アドバイスや専門機関などを紹介してくれる。
まるおの3歳児健診当時は、「発達障害」という言葉も、一般にはまだ新しい言葉だったので、健診の内容もそんなに充実していなかったのかもしれません。
しかし現在の3歳児健診では、親からの詳しい聞き取りや、子の会場での様子、簡単な発達検査などを行っているところも多くなっているそうで、より早く親の心がまえができ、子への早期支援につながる療育が始められるかと思います。
母の反省
私は、まるおの行動が気にはなっていたのに、3歳児健診で何の診断(判断)もされていないという事実だけで、その後数年間、全く療育などせずに過ごしてしまったので、改めて診断されたときは、まるおに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
あのときこうしてあげたらよかった…。ああしてあげればよかった…。などのタラレバは、思い返すと沢山ありますが、早い段階で気づいてあげること、そして早期支援の重要さを、親はもちろんのこと、子供たちに関わる沢山の人に知ってもらいたいです。
ポイント
診断がなくても、子供の気になる行動や、育てづらいなどがある場合は、自宅でも出来る療育、子供に寄り添った育児を心がけると◎。
子供に寄り添った育児とは?
忙しく家事をしているときに、何かこぼしたり壊したりの子供の失敗…。わがままを言って泣いたりぐずったり…。のシチュエーションは、育児あるあるですよね。
特に朝の支度時間や、夕飯前などの忙しい時間帯は、子供にゆっくりかまってあげる時間もなく、失敗やわがままのシチュエーションが起きると、思わず叱ってしまいたくなるものです。
私も日常茶飯事でした。
しかし、叱ってしまいそうなときでもグッと我慢して、「大丈夫。こぼしてもこうやって拭けばキレイになるね。」とか、「〇〇がイヤだったから泣いてるの?そうだったんだね。気持ちわかるよ。」など、失敗してもやり直せるんだ!、お母さんは気持ちをわかってくれるんだ!と、寄り添い育児で子供の気持ちを尊重し、自尊心も守ってあげることが重要だと思います。
叱りすぎた結果
THE昭和な父から厳しく育てられた私は、基本まるおに甘々なんですが、「叱るときはかなり厳しく!」の子育てをしていました。
3歳児健診後、まるおは発達障害じゃなかったんだろうと、一旦発達障害を忘れてしまった私は、忙しさにかまけて子供に寄り添った育児をしてあげることが出来ず、”叱るときはかなり厳しく”をそのままに、相変わらずの育児をし、まるおが失敗したりわがままを言ってぐずったりすると、事あるごとに叱ってばかりでした。
ひとつ言い訳をさせていただけるのなら、まるおは本当にヤンチャで動作も声も大きく、家でも外でも破天荒だったので、注意しないといけない部分が次々と見えて来ちゃうんですね…。(苦笑)
しかしそれは本当に言い訳。
まるおは中2現在、まだまだ自尊心が低く、本人も自尊心を上げるために努力をしている最中です。
母猛省…。
発達障害と自尊心
発達障害をかかえている子は失敗することが多いです。
そしてその失敗の多さから、自尊心もなくなりやすいです。
失敗が多いとその分親も注意しがちになってしまいますが、発達障害の有無に限らず、怒られてばかりでは誰しも自尊心はなくなりますよね。
自尊心はなくなると取り戻すのに時間がかかるので、「発達障害かな?」と気になった時点で、今までの育児を少しだけ見直してみるのもいいと思います。