こんにちは、まるおママです。
3歳児健診以降”発達障害”という言葉を忘れて過ごしていたある日、突然再燃したまるおの発達障害疑惑。
それは保育園の担任の先生と急遽行われた個人面談でのこと…。
個人面談は突然に
「お母さん…。少しお話しいいですか?」
いつものように保育園へお迎えに行ったある日、気まずそうな顔をした担任の先生に呼び止められた。
あー。今日もまた何かしでかしたんだなー…。と思った矢先、「こちらの方にいいですか?」と、別部屋へ誘導される…。
(あれ…?なんで誰もいない教室で?廊下では話せないとんでもない事件が起きたのか??)
私はビクビクしながら用意された椅子に座ります。
程なくしてもう1人の担任の先生もかけつけ、2人揃って私の前に座る。
なぜ2人揃ったの?…。フル担任ではないか…。
退園か?…退園させられるのか?
緊張が走る。
「お母さん…。あの…。まるおくんなんですが…。」
「えーっと…。たとえば…。お母さんがまるおくんを育てにくいな?…と感じていらっしゃったり、悩んでいらっしゃったりはありませんか?…。」と、とても言いにくそうに話し出しました。
瞬間的に私は、”発達障害”のことを思い出した。
3歳児健診以降忘れていたまるおの発達障害疑惑。
なのに何故かそのことだろうとすぐさま感じました。
その理由は沢山ありました。
思い当たるポイント
- 3歳児健診以降もヤンチャぶりはますます激しさを増していた。
- 癇癪もさらに多くなっていた。
- お友達ができない。(お友達はヤンチャなまるおにわかりやすいほど引いていた)
- お迎えに行くとほぼ毎日先生から廊下で注意を受けていた。
- 連絡帳にもほぼ毎日まるおの起こした困りごとなどが書かれていた。
そして私は先生にこう返しました。
「まるおは昔からワチャワチャした子なので私はそれに慣れていますが、ひとりっ子で特に比べる兄弟もいないので、そのワチャワチャだったりが普通なのかは私にもわかりません。」
「逆に先生から見て、保育園生活で気になるところはありますか?」と。
すると、大きく2つ。
- 集団行動が苦手であること。
- 同じ年齢の子が出来ることを平均して出来ないこと。
(例:ハサミなどの道具を使うことができるか、言われたことをきちんと理解して行動に移せているか、…etc)
を、告げられました。
なるほど。日頃比べる相手がいなくてわからなかった…。
3歳児健診のときも集団から浮いているのを見て不安を覚えたんだった…。
「発達障害かもしれないですね。」
私がそう言うと、先生は待ってましたと言わんばかりに、療育センターの資料をサッと出し、「ここで詳しくご相談ください」と。
まるお5歳と2ヶ月。
ポイント
発達障害に関しての指摘は園や学校から受けることが多い
親が気付けなかった場合の多くは、基本的に集団行動が行われている現場、保育園や幼稚園、学校から指摘を受けることになります。
(支援が必要だと感じた子供が居たとしても、そこそこの団体の方針で保護者へ指摘しないところもあるようです。)
私も数々見聞きしてきましたが、やはり我が子の障害を認めたくないという強い思いがある場合に、先生方と衝突される保護者の方もいらっしゃいます。
確かに家での困りごとが全くなかったりすると、「この子は家ではちゃんと出来ています!」と言いたくなりますし、心の準備が出来ていないときに、突然他人から我が子の障害を疑われるとイヤな気分になるのも理解できます。
しかし家と外では環境や状況が全く違います。
そのまま見過ごしてしまい、どんどんツラくなっていくのは大切なお子様です。
そうならない為にも、指摘された時点でまずは受け入れ、家での様子を知る親と外での様子を知る先生方と連携して、早期支援を始めてほしいなと思います。
療育センターへ相談から通所開始まで
先生方との面談から数日後、さっそく療育センターへ連絡をしてみました。
相談したうえで、療育が必要だと判断された子供には療育センターへ通所することを進められます。
補足
それぞれの地域で多少違いがあるかとは思いますが、大まかな流れとしては以下のような感じになります。
step
1療育センターへ面談の予約をする。
市町村のホームページや保育園や幼稚園などでもらった資料を参考に電話で面談の予約を入れる。
step
2面談に行く。
子供も一緒に療育センターへ。
生まれてからこれまでの簡単な聞き取りや、困りごとなどの相談を聞いてもらいます。
同時にそのときの子供の様子も見られます。
step
3療育が決定する。
まるおの場合はその場で療育を進められたので、通所することもその場で決めました。
step
4療育開始(通所開始)
2週間に1回、療育センターへの通所を開始しました。
(1回の療育時間は1時間でした。)
療育スケジュール
療育センターに行ってよかった?
療育センターではその子の障害や特性に合わせて個別療育や集団療育で治療や教育をし、大人になったときに自立していけるよう社会性の発達を促していきます。
まるおの場合個別療育で作業療法士さんとマンツーマン、ボールや大きな積み木などを使って、おもに体を使った療育をしていました。
就学前までの約1年ほど療育センターへ通いましたが、この療育期間でまるおに何か明確な成長が見えたか?というと、正直全くわかりませんでした…。(苦笑)
でもそれが普通なんだと今は理解しています。
なぜなら、療育は目先すぐの変化は望めないからです。
何年も言い続けてやっとできるようになった!ということは沢山あります。
なんならそればかりではないかと思うほど、療育や教えは数年後に急に発揮してくれます。
「療育センターに通っても何も変わらないじゃん」と内心思ってはいたものの、発達障害について右も左もわからなかった私にとっては、唯一相談に乗っていただける場所ではあったので、とても勉強になり心強かったのは確かです。